20.

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優しくて、いつも私のことを考えてくれてる。 私は甘やかされて、こんなに理紫だけになっちゃって、きっとあなたが居なければ、呼吸の仕方も忘れてしまう……。 「好き…… 」 心が極まって、聞こえるか聞こえないかの声でもう1度言うと、近くで小さく息を飲む声がきこえた。 「……みぃちゃん、それ俺のこと誘ってますか? 」 「え……? 」 「こんなキスじゃ、我慢出来なくなっちゃうんだけど…… 」 可愛いことばっかりしてると、悪いこと考えてるヤツに滅茶苦茶にされちゃうよ……? そう言う理紫の瞳に企むような光を見つけて、海月はその腕から急いで逃げ出した。 「これ以上はっ、もうダメっ!! 」
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