プロローグ

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─死刑囚独房内─ うぇええ。 まっず!! いつまで経ってもここの飯は激マズだな。 誰かシェフ変えろよ。 俺の名前は延命 迅。 3年前に大量殺人を行い、捕まった。 裁判の結果は死刑。 俺は絶望した。 大体俺は人助けをしただけだ。 全く……。 俺が今こうしてまだ生きている理由は、まだ死刑が執行されてないからだ。 ……早く死にたいなー。 もうね。飽きた。 転生したい、転生。 獄外で見た小説みたいにね。 どーせ今日も臭い飯食って働いて終わりだろ?そんな人生もうおさらばしたいわ。 ──今日までは、ずっとそう思ってた。 「おい、囚人番号G-101。面会だ。出ろ。」 「は?面会だ?死刑囚に面会は出来ねぇよ、カス野郎って伝えとけ」 「いいから出ろ。ぐちぐち反抗するな」 「はいはい、わかりましたよ、と。で?どこ行きゃいい?」 「ついてこい、G-101」 スキンヘッドの監視官が俺の手錠を掴み、引きずった。 ついてこいっつーかついて来させてんじゃねーか。 全く……乏しいのは毛だけにしとけハゲ。
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