第1章
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「さあ開けて――僕を入れてよ」 言われるがまま ジュリアンはゆっくり唇を開く。 「アアッ……」 あとは ほんの少しだけ 舌先で遊ばせてやれば。 「可愛い顔して……いつもこんな事を……?」 「いつもじゃないよ」 ノックノック。 「――時々さ」 雪のように白い頬は 見る間に桃色に染まり 熱くなった。
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