第1章

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「ふぅ…こんなものかな」 卒業し今日から一人暮らしをする自分の部屋を片ずけてそう呟いた時に 「キレイになったね!はぁ~疲れた」 そう言って手伝ってくれた君はソファーに座った。 「ありがとう、少し寝たら?」 「うん…そうする」 そう言って眼を閉じた君を見て幸せを感じる。 これから先、歳をとり日が経って言葉さえ失う歳になっても 二人で過ごした日々を君が忘れてしまった時も 変わらず手を握りしめ、変わっていく君を支えて 最後の時が来るまで心で対話して守り優しさ与えていくよ まだ先の事はわからないけれど今分かっている事は僕はいつまでも君を想うだろう。 死ぬその時、最後まで君を想いぬくだろう。 君が僕は一人じゃないと気付かせてくれたから僕も君に一人じゃないと感じさせてみせるよ。 どんなに辞書を引いて言葉の意味を調べても どれほど強くイメージしてみても一人きりのままじゃしれなかったあの探してた愛は 「………う~ん」 そう寝言を言う大切な君に向ける気持ちそのものなんだ。 誰もが自分を超えられる これから先絶対に一人になんてさせやしないよ 「好きだよ…ずっと」 君を想うこの気持ちの限界も さぁ全てを超えるOVER end
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