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駒ノ山が倒れたのは、昨年の秋場所九日目だった。
脳梗塞だった。
右半身が言うことを効かないまま九州場所後の退院であった。
その時は、杖を付きながら部屋に帰ってきた。
「みんな、迷惑をかけてすまない。」
と、笑顔を見せたが、春場所前に、またしても倒れたのである。
未だに、退院の目処は立たず・・・
今や、150㎏あった体重は90㎏までに落ちた。
命はとりとめているものの、相撲協会の巡業部長としての仕事、部屋の運営すら難しい状況だ。
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