Act.14 Side Ayumu

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「悪いわね、何から何まで」 俺の言葉に葉月は笑顔で首を横に振る。 「辛い時は甘えていいんですよ」 「……ありがとう」 「いえ、どういたしまして」 手渡された錠剤の風邪薬を飲む俺を、じっと見つめる葉月がすっと腕を伸ばした。 そして伸ばされた指先が俺の喉仏を直撃する。 「ちょ……葉月ちゃん何すんのよ」 慌てた俺に葉月は笑って言った。 「いや、やっぱり部長は男なんだなーって思って」 「…………」 この女……わざとか? わざとそうやって俺の男の部分を刺激してんのか?
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