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「親友なんて言われたら、見捨てて行けないじゃないですか」
「……あとは大人しく寝てるから大丈夫よ」
「まだ顔が真っ赤ですよ」
「座薬入れたらいいんでしょ?」
「私が突っ込んでやります」
「それだけはご遠慮させて頂くわ」
「そんでもって……私も株を集めます」
「え??」
予想外の葉月の言葉に目を見開くと、彼女はしてやったりとでも言うようにニヤリと笑って言った。
「勝った」
「……なにそれ」
「部長との言い合いはいつも私が負けてたから。
やっぱり風邪で弱ってるだけに、今日の部長はイケてないですね」
満足そうに笑う葉月に、俺も思わず笑ってしまった。
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