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私の夕飯のお誘いに大喜びするお義母さんを見て、お義父さんがその横で困った様に微笑んでいた
「花音ちゃん疲れてるんだから私達の夕飯の心配までしなくていいんだよ
私達は適当にやるから気にしないでのんびりしなさい
ママ、今日は私が何か作るよ、いいかい?」
お、お義父さん……素敵です!
もう、本当に何て素敵な人なんでしょうか……
優しくて穏やかで頼りになって、物知りだし器も大きいしさりげない気遣いも出来るし……
もうね、神様仏様お義父様って手を合わせたくなります
千裕さんにもそのDNAちゃんと受け継がれてますよね……?
今のところまだ半分位しか感じ取れないけど……きっとある、あるはず、親子だもの!
さて、そろそろ帰って夕飯作らないと
ふふ、千裕さんお腹空かせて帰ってくるからね
「いいえ大丈夫ですよ
カレーだからたくさん作るので食べてくれた方が助かるんです」
カレーだもん、1人2人増えた所で何の問題もないよ
むしろいつも作りすぎて余っちゃうから、食べてくれた方が有り難いんだよね
「そう?じゃあお言葉に甘えてごちそうになろうかな」
「はい、じゃ出来たらお届けしますからそれまでのんびりしていて下さいね」
こうして私は柊を引き取りすぐ隣の我が家に帰った
「ただいま~」
「たらいま~」
誰もいない我が家に2人で声をかけてから入る
「あれ~?ととしゃんは?」
ととしゃんとは柊の千裕さんへの呼び名だ
「うん、おとうさんはお仕事だからもう少ししたら帰ってくるよ
それまではおかあさんと2人だよ~」
「うんわかった、ととしゃんくるまでちゃ~ちゃんといる!」
そう言うと私を見上げて満面の笑みを見せてくれる
…………きゃ、きゃわゆい
何だこの生き物は……
どうしてこんなに愛くるしいんだ!
ハァ……もう堪らないよ~!
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