第1章

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十ヶ月。 17歳の夏そう告げられた。 私のタイムリミットまでの時間。 ジリリリリリリリリリリカチッ 「ん…….うるさいなぁ….」 …….7時50分 「ええっ7時50分!?」 やばい。急がないと、流石に転校初日に遅刻は防ぎたい。 飛び起きて真新しい制服に着替える。 ちらりと机の上を見る。 「………はぁー。」 緑のカラコン、そして10をこえる薬。 「……..まず。」 薬を飲み鏡を見る うん、変じゃない。 っていかなきゃっ カロリーメ○トを食べながら登校すること20分、 同じ制服を着ている人たちと一緒に門をくぐる。 ああ、間に合った。 てか以外に校舎小さいしきたない、まぁ普通の私立高校だしこんなもんか。 職員室どこだろ、まぁ学校そんな広くないし見つかるでしょ。 ―五分後― ……どこだ!ここは! あんな余裕こいてたのに迷った。 バカか、私は。 どうしよう、もうすぐHR始まる。 あっちょうどいいところに……. 「あの、すいません。職員室ってどこですか?」 「ん?」 バッ
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