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「…他の人から貰えるのに、何でわざわざ俺まで…あげなくてもいいだろ?」
「!! えぇー…、普段お世話になってる人とかにもあげるものだよ?それに外国では男子からあげるし、」
「…女子にだろ。男から男へは渡さないだろ、」
「いや、この時代、↑そんな事例も珍しくないよ?海璃ー」
「あーもう、何でそんなに俺からチョコ欲しいんだよ、そこまでしてこだわ、「好きだから」
「は?」
…今兄貴なんて言…、
「…俺は、海璃が好きだから、チョコが欲しい。それじゃ駄目?好きな人から貰いたいっていうのは可笑しい?」
真剣な顔で目の前で告げる兄貴の言葉。
「~ッ…」
何でその言葉、俺に言うんだよ…女の人に言ったら多分一発でオトせるんじゃ…、返す言葉も見つからない。
「お返し、何でも好きなモノあげるよ?」
「…え、なら、新しく出た…って、ーッ!」
しまっ…
慌てて言うのを止めるが間に合わず。
「うん、いいよ?じゃ、決まり」
「えっ、ちょっ…待っ…「ありがと海璃、」
…完っ全に兄貴のペースに乗せられた…!嘘だろ、何この展開?
「…どうせなら、手作りがいいな」
「…誰がっ!」
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