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そう言って席に戻る大地。まぁ、戻ると言ってもななめ前の席であるため、別に遠いわけでも無いが。
…やれやれ、もうすでに色々と疲れた。
早く終わんねぇかな、なんてまだ始まってもいないのにそう思いながら、鳴り出した予鈴と共に入って来た先生の方を眺めつつ、授業を受ける事にする。
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「よっしゃ、昼休み!!海璃!メシ食おうぜー!」
朝の時間の流れに比べ、授業経過は意外と早く、気がつけばもう昼休みで。
大地はちゃっかり俺の前の席に戻るなり袋からパンを取り出し食べ始める。相変わらず、休み時間になってから食べ始めるまでの早さに驚きつつも、席から立ち上がると、
「あれ海璃どしたの?いつものおべんとは?」
「昨日の夜、作る前に寝ちゃって朝も急いでたから、これから買いに行く。何かいるか?」
「お、マジで?んじゃ、焼きそばパンとメロンパンとクロワッサン!」
「…、お前そんな食うのか?」
思わず呆れ顔で大地を見ると、
「へ?いや、俺が全部食うわけじゃねーよ?さすがに。あそこの購買のパン、うちの家族みんな好きでさー、頼まれたんだよ。仕方ねぇから部活の前にでも買いに行こうと思ってたんだけど、助かるわ!よろしく!」
嬉しそうに話すや、パンを頬張ったまま手を振る。
「いってらっさーい」
俺は教室を後にし、購買に向かった。
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購買は、相変わらずの盛況で。まぁ、大抵の人が常連であるため、買う物が決まっている人も多く、人の流れが早いのもいつもの事だが。自分の番が来ると人の数も割と少なくなっていた。
「あ!海璃ちゃんじゃない!いっつもありがとねー、今日は何にするの?」
朗らかな笑顔で気さくに話しかけて来たのは、兄貴が通っていた頃からずっと購買を経営していたらしい、女性だ。大分ベテランの人だと思うのだが、あまり歳を感じさせないような活発な人で、女子からは"笛ちゃん"の愛称で呼ばれているらしい。
「いつもお疲れさまです、笛さん。えっと今日はサンドイッチと…あとは、」
頼まれたパンを全て話すと、
「今日は随分多いねぇ、まーた頼まれたのかい?」
笛さんは、ケラケラと笑いながら楽しそうに袋に詰める。俺は不思議そうに見ていると、
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