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「へぇ…そうなんだ、初めてちゃんと知ったかも、?
じゃあ次作るのはそうする、…それに、始めに顔描くと、もし雨に当たったりしたらインク滲んで怖くなりそうだし。
…折角描いた顔崩れそうだなぁって思って、」
兄貴に言われた言葉に、ついその場面を想像してから、そんな風になったら確かに怖いかもと思ったり。泣いてるみたいになりそうな……?そんな顔じゃ逆に雨降るんじゃ…、
そんな事を考えつつ、兄貴の側に戻って座る。
「あ、怖いと言えばさ、てるてる坊主の歌、3番の歌詞あるでしょ?」
「あー…なんだっけ、前教えてもらった事あるんだよね、」
俺が言った言葉に、思い出すような考える素振りの後。
「…たしか…、
♪てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ それでも曇って泣いてたら そなたの首をチョンと切るぞ
……だったかな、?」
「え、意外、…知ってたの?俺さっき初めて聴いたのに」
ちょっとびっくりして、兄貴の方を見ると。こっちを見返して笑った兄貴が。
「…まぁね、そういうのは意外とお母さんが教えてくれてた、よくよく考えると怖いけどね?」
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