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魔王城 広間
魔王さまの部屋を軽く片付けた後、私は魔王さま達が食事をしている広間に向かった
広間に着くころには朝食を食べ終えたドロシーさまがヨーグルトをニコニコしながら頬張り、魔王さまがブツブツと文句を言いながらサラダの盛られた皿をつついているところだった
「アウラが作ってくれる料理って美味しいのだ!いつもありがとう!」
「……」ニコ
「ふん、サラダなんて馬にでも食わせばいいんだ。魔王はもっと肉をだな……そうだろ?アウラ」
「……?」
「肉ばかりでなく野菜も食べないと大きくなれませんよ、体も器も」
「大きいから!俺の器はともかく、もう完全に体は大人だから!」
「お兄さま、ご飯の時くらい静かにするのだ。」
「なんか俺の扱い酷くない?」
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