第3話『魔王城の城下町』

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買い物を一通り終え、お茶でも飲んで行こうぜーという提案を一蹴された俺は荷物持ちとしての役目を任されていた 一応魔王なんだけどな~ すると、隣を歩いていたはずのクラリッサが足を止めどこかを見ていた 「ん?どうしたクラリッサ、何か欲しい物でもあったか?」 「魔王さま、見てください。あんなところで美味しそうなシュークリームが売ってますよ」 「ああ、そうだな。そういやお前、ああいったクリーム使ったお菓子好きだったな」 「そこまで好きというわけではありません。ですが、あんなに美味しそうなシュークリームを食べないというのは、シュークリームに対して失礼に当たると思いませんか?」 「いつもの口調で力説するのやめてくれ、かなりこわいぞ」
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