第3話『魔王城の城下町』

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「すみません、取り乱しました」 「いいよ別に。ほら、待ってるから買ってこいよ」 「いいんですか?」 「食後のおやつに俺も食いたいしな」 「わかりました」 「まったく、手の焼けるメイドだ」 少ししてシュークリームが入った小さな箱を持ったクラリッサが戻ってきた 「何個買って来たんだ?」 「魔王さま、ドロシーさま、アウラ、そして私の分を入れて五つです」 「俺、ドロシー、アウラ、クラリッサ……自分用のを一個余分に買ったな?」 「……なんのことでしょう?」 「太るぞ?」 ゲシッ 「痛っ!」
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