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手を引かれ城をグルリと半周したところで、ようやくアウラは止まった
「城の裏には畑しかないのだ。もしかして野菜を採るのか?」
「……」フルフル
「じゃあ何を……あっ!」
そこには畑の横に作られた花壇とそこに咲いた花の数々があった
花壇そのものは大きいとは言えないものの、愛情を込めて育てられたことがわかるほど、美しい色とりどりの花ばかりだ
「これはアウラが育てたのか!?」
「……」ドヤァ
アウラは得意気に胸を張った
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