第3話 アイドルの秘密 6

4/40
前へ
/40ページ
次へ
「はあ」と杉田は返し、昨日までとは、松波が別の人間の様だと思った。 「杉田君は、明日は夜勤だよね。ごめんね、昨日、休日出勤だったのに」 「いえ」と言い、杉田は驚く。 大阪府警に赴任して、そんな労わりの言葉をもらった事はない。 「梅林寺さん、最高でしょ」 杉田は、隣に顔を向ける。 「関西の人って、おもしろい人間が一番なんだよね」
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

78人が本棚に入れています
本棚に追加