1章

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「あっ!コーヒー!」 何とも一番最初に言う言葉か……ちょっとどこか抜けてる叶也である。 「それにしても、ここは何処だ? 早く戻って取引先に行かないと(汗)」 「とりあえず、ここの辺りを見回ってくるか。 何かだ田舎のじいちゃん、ばあちゃんの家で遊んだ事思いだすなぁ」 そう叶也は高校生まで田舎の祖父母の家で育った。 幼少時代から川や田畑や里山で遊び回っていたのだ。 「それにしても、大きな木だなぁ。 樹齢何年なんだろ?ヒヨリ様より大きいなぁ」 ヒヨリ様とは祖父母宅地域の神社にある神木で、地域の人々からヒヨリ様と拝まれている。叶也はヒヨリ様が大好きで、よくヒヨリ様の所に行き1日の出来事だ などを話していた。端から見たら不思議ちゃんである。
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