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穂香「え!? アダムに洗脳されたふりをして観察してる!?」
白雪「う、うむ…………無茶なのは百も承知だ、だが兄上がいない今私がしっかりしないと…………!!」
穂香「………………」
白雪「え…………穂香?」
白雪の肩にそっと両手を置く穂香
穂香「大丈夫、団長は俺が必ず助ける」
白雪「ほ、ほんとうか!?」
穂香「ああ、だから心配するな、必ず連れ戻すよ」
白雪「そ、そうか…………えへへへ」
少し安心したのかほっとする白雪
白雪「そうだ穂香、お前にこれを」
穂香「これは…………剣聖武龍ミツルギドラゴン!?」
白雪「前、家の押し入れからでてきたのだ、本来なら大樹に渡したいんだが…………赤使いのお前の方が向いてそうだからな」
穂香「そっか、ありがとう白雪…………」
白雪「じゃあ私は行くから」
去っていく白雪
穂香「白雪!!」
呼び止める穂香
穂香「…………必ず帰ってくるんだ」
白雪「………………ああ、わかってる…………無茶はもうしない」
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