第5章

14/15
前へ
/1062ページ
次へ
「ふーちゃん、、、風がね……怒ってるの」 よくわからなかった。 「風が?????」 ハルに問いかけるとハルは話を続けた。 「うん……聞いてみて………うぅぅぅ……って、風が怒ってるから」 耳を澄ますと、外からは冬の風音が聞こえてきた。 「聞こえた???」 「うん」 「風が怒ってるから………きっと、雷もやってくる………」 そっか……風の音にびくついて、雷が鳴ったらどうしよう??……って不安だったのか。 「ふーちゃんがいるから、大丈夫。怖くないから……安心して寝な」 「うん、おやすみ」
/1062ページ

最初のコメントを投稿しよう!

413人が本棚に入れています
本棚に追加