第6章

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真央先輩の着替えが終わってから、一緒に更衣室を出て みんながいる部室に入る。 周りをちらっと見たが、コウ先輩に気付かれた様子はない。 ホッと息をついた。 「マオ、ハルちゃん……俺の筋肉見て!!」 上半身裸の2年の拓海先輩がポーズをとる。 「タク、もうちょっと割れてなきゃ」 マオ先輩が厳しい一言。 「……はい……頑張って鍛えます」 急にショボンとするタク先輩。 「ハルちゃん、テーピングやって」 タク先輩、ドンマイ……と心の中で呟いていたら、3年の智輝先輩に声をかけられた。 「はい……トモ先輩、右足ですか??」 「うん、この足首の辺り」 マネージャーとしての仕事に取り掛かる。
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