第1章

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あーちゃんの腕に掴まった私は、その後 はぐれることもなく、転けることもなく 無事 高校の最寄り駅に降りることができた。 また、あーちゃんの隣に並び 学校まで歩く。 「うぃーっす、アキ」 後ろからの突然の声に、体がびくついた。 「うぃーっす、コウ」 朝の挨拶とは思えない言葉を交わす2人。 「おっ♪♪何々??新入生??アキの彼女??」 突然、目の前に顔が現れた。 ヒッ………思わず、声にならない声がもれてしまった。 「コウ、うっさい!近い!離れろ!!」 目の前の顔が遠ざかる。 離れた声の人を見たら………あーちゃんに首根っこをむんずと捕まれた……キレイな顔が見えた。
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