第6章

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「「「「お疲れ様でした」」」」 練習が終わり、みんな部室に向かう。 救急箱を持ち、みんなの一番後ろから歩いた………一番後ろだと思っていたが、まだ1人残っていたようだ。 「ハル??」 「あっ、コウ先輩」 「いつもの元気がないのは、俺のせい??」 ………あっ、思い出した。そう言えば、さっき……アイシングのとき………壁ドン&後ろからのハグ……… 「ちっ、違います……そうじゃないです!!!」 顔が紅くなるのが自分でもよく分かる。 これじゃあ、意識しまくってるのがバレてしまう。 「えーっと、ソウタ先輩のことで………余計なこと言っちゃったんじゃないかって……だから、あの、その、えーっと、さっきのことは何とも思ってない……って言うか…………えーっと………」 「ハル、落ち着いて(笑)」 クスクス笑い出したコウ先輩。
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