第6章

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「ハルちゃんなら、練習台なってもいいっす!!」 真顔でそう言いきったソウタ先輩。 「テーピングがもったいないだろ、アホっ」 きつーくあーちゃんに怒られてました。 「ソウタ先輩、座ってもらっていいですか?ちょっと腕上げててくださいね……」 身長差がありすぎるため、ソウタ先輩に座ってもらい………ソウタ先輩の正面に立ち、左脇からうしろのベルトを掴み、右肩からのベルトとくっ付けた。 「キツすぎませんか??」 ソウタ先輩に確認したら……ソウタ先輩の顔に目がテンになる………お酒でも呑んだんですか!?ってくらい真っ赤になっている。 「ソウタ先輩?」 「だっ大丈夫っす」 「じゃあ、次は肘やりますね」 「は、はい……オネガイシマス」 ……パシン…… 「いてっ」 ソウタ先輩の後ろには、あーちゃん。 頭を叩かれたソウタ先輩。 「ハルに盛るな」 低音の声が響いた。
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