第1章

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「…シッシッ……」 何かを追い払うかのようなあーちゃんの仕草にもめげず、コウさんはそのまま学校まで一緒に歩いた。 「あそこ……クラス発表」 人だかりを指差すあーちゃん。 いやいや、、、、あの人混みじゃ、見えないでしょ!? そんな私の心の声が聞こえたのか 「見てくる……チビのハルには、見えないだろうから(笑)…………ここにいろよ」 そう言いながら、人だかりに向かう。 そして、徐に後ろを振り向き 「コウ……ハルに話しかけるなよ。近づくなよ!!」 そう言い、また前に歩き出した。
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