第6章

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「……ハル、なっちゃんに甘えん坊してもいいの??……“あまえんぼさん”って笑われない??」 「いいよ~。たぶん、フユもアキもハルの甘えん坊は喜んでくれるよ!? ……この前の雷の夜、なっちゃんと寝ただろ!?次の日、フユが“ずるい”って文句ついてた(笑) フユもハルと寝たかった…って。 もしかしたらさ、フユも淋しくて ハルと寝たかったのかもな(笑) ……フユも淋しいの半分こしたかったのかも…… “あまえんぼさん”って言っても、“あまえんぼさん”のハルも大好きだよ……ってことだから」 「じゃあ、今度 ふーちゃんに甘えん坊してみる」 そんな会話をしていたら 「ただいまー…………あっ、またナツ兄だけハルを抱っこして……」 ふーちゃんが帰宅した。 「ほらな!?」 なっちゃんは、私と目を合わせ 小さな声でそう言った。
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