413人が本棚に入れています
本棚に追加
気持ちだけが先走り、うまく言葉を繋げない。知らず知らずのうちに、下を向いていた。
ポン……と頭に温かい温もり。
顔を上げると、いつもの笑顔と目があった……私の頭に手を乗せるコウ先輩と………
「分かった……分かったから、泣くなよハル」
「……ズズッ……泣いてません」
「……フッ………じゃあ、ちょっとだけハルに“あまえんぼさん”させて」
フワッ……とコウ先輩に抱き締められた。
「……コウ先輩………1人で頑張りましたね…………」
コウ先輩の背中に腕を回し、ギュッと抱き締めた。
最初のコメントを投稿しよう!