第6章

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「俺さ……いっつも元気なハルが羨ましかったのかもなぁ……ハルっていうより、アキか!?………ハルみたいな妹がいて、めちゃめちゃハルに甘くってさ………俺もそんな風な兄弟が欲しかったな……って」 「コウ先輩、一人っ子??」 「うん」 「じゃあ、私の“お兄ちゃん”になってもいいですよ!?4番目の………」 「フフッ……俺もハルには、甘~いお兄ちゃんになっちゃうな…………」 体からの温もりが離れていった。 「帰ったら、話してみる………離婚したほうがいい……って。俺のためにも………」 「はい……頑張れ、お兄ちゃん」
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