第7章

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「うぃーっす」 コウが来た………と思ったら、俺の側にきて小声で言った。 「アキ……ちょっといい??」 目が合うと、親指で外を示す。 だから、だまって頷いた。 コウと2人、部室の外に出て……コウの後ろを歩いた。 「アキ……俺のこと、殴らねーの??」 いきなり話を切り出した。 「は???」 「さっきの………見てたんだろ!?ブッ飛ばされると思った………」 俺が見ていたことに、気付いていたコウ。 だから、言ってやったんだ。 「ハルを傷付けるようなことはしねーだろ!?」 俺の言葉を聞いたコウは、一瞬驚いた顔をし………ハルとのやり取りを話し出した。 「ごめんな、アキ………俺さ、お前んちの母さんのこと……なんも知らないで、ハルに酷い言い方しちゃった…………」
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