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「うぃーっす」
コウが来た………と思ったら、俺の側にきて小声で言った。
「アキ……ちょっといい??」
目が合うと、親指で外を示す。
だから、だまって頷いた。
コウと2人、部室の外に出て……コウの後ろを歩いた。
「アキ……俺のこと、殴らねーの??」
いきなり話を切り出した。
「は???」
「さっきの………見てたんだろ!?ブッ飛ばされると思った………」
俺が見ていたことに、気付いていたコウ。
だから、言ってやったんだ。
「ハルを傷付けるようなことはしねーだろ!?」
俺の言葉を聞いたコウは、一瞬驚いた顔をし………ハルとのやり取りを話し出した。
「ごめんな、アキ………俺さ、お前んちの母さんのこと……なんも知らないで、ハルに酷い言い方しちゃった…………」
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