第7章

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部活が始まり、ソウタの球を受ける。 「ハル……どう??」 「……たぶん、大丈夫……だと思う。一応、ビデオ見てみて」 ソウタのフォームチェック。 でもさ、昨日今日でそんなに変われるものか!? ビデオを再生してみたが、それほど気にはならなかった。 「ソウタ、たぶんほとんど分からないと思う……ってか、そんなに簡単じゃねーだろ!?」 自分の投げるときの癖なんて、そんな簡単には直せないと思うんだが……… 「よし!!これで、ハルちゃんを全国大会に連れてくんだ!!」 ソウタ………マジすげー……それだけのために、ここまで頑張ったのか!? 思わず、笑ってしまった。 「ソウタ………お前の前に、俺がいる」 ソウタの後ろから、コウがやってきた。 「コウ先輩!?」 ソウタが不思議そうな顔をした。 「だから……ソウタより先に、俺がハルを連れてってやるよ………全国大会(笑)」 「えー!!!コウ先輩………マジ!?」 泣きそうなソウタに、笑いがこみ上げる。
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