第7章

11/30
前へ
/1062ページ
次へ
ハルからの返事はなかった。 部室の見えるところにハルはいない。 躊躇いもせず、男子禁制と書かれている女子更衣室のドアを開けた。 「ハル!?」 着替えの途中だったのだろう。 スカートを履き、ブラウスのボタンを半分までとめた中途半端な格好で、耳を塞ぎ、小さくうずくまるハルがいた。
/1062ページ

最初のコメントを投稿しよう!

413人が本棚に入れています
本棚に追加