第7章

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「ハル!?ハル!?」 返事をしないハル。 腕を掴み、無理矢理引き寄せた。 「ハル!?大丈夫だから……大丈夫だから」 腕の中で、ハルは……ヒッ……ヒッ……と呼吸をしていた。 「コウ!!!なんか袋くれ!!」 バタバタと動く音がする。 俺はハルに話しかけ続けた。 「ハル!?聞こえる!?」 「アキ!!!!」 バサバサとコンビニの袋を持ってきて、俺の手に渡すコウ。 ガシッと掴み、ハルの口に当てた。 「ハル……ハル……ゆっくり息して………ゆっくり……そう、それでいい………落ち着いて………」 ハルの目からは涙が溢れ、俺の額からは汗が流れ、ハルの頬を濡らした。
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