第7章

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しばらくすると、ようやくハルの呼吸も落ちついてきた。 そのままハルを抱え、部室の椅子に座った。 そんなハルのブラウスのボタンをコウがとめてくれる。 そして、ソウタはハルの涙を拭いてくれる。 「わりぃ………驚かせて」 コウとソウタに告げる。 「……ハルちゃん……」 ソウタは、俺より大きなくせに 今にも泣き出しそうな顔をしていた。 「大丈夫なのか??」 コウの眉間には皺がよっていた。 「大丈夫……過呼吸……………もう落ち着いたから、大丈夫………コウ、ちょっと代わってくれる??」 コウにハルを託し、ようやく防具を外した。 ハル、防具のままだったから痛くなかったかな!? ロッカーから携帯を出し、連絡をいれた。 「……もしもし………ナツ兄!?………迎えにきてくれる??…………うん…………ハルが…………すぐ行ったんだけど…………うん…………また、過呼吸……………分かった…………」 ハルの様子をナツ兄に報告。 「コウ、さんきゅ………ソウタ、わりぃ………ハルのかばんと制服の上着待ってきてくれる??」 コウから、ハルを受け取り………しっかり抱き締めた。 「ハル………大丈夫だから…………なっちゃん、来てくれるって………」 目を瞑ったまま、ハルは頷き そのまま眠ったようだ。
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