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そんな話、突然言われても俺には全く実感がわかなかった。
朝、いつものように
「いってらっしゃい」
そう言って送り出してくれた母。
いつもと何ら変わりなかった。
病院に運ばれたから、大丈夫だろう……そんな安易なことしか浮かばなかった。
病院に着き、送ってくれた先生にろくにお礼も言わず……フユ兄と走った。
看護師に案内され、向かった先の椅子にハルはただじっと座っていた。
「ハル!!!!」
フユ兄の声にこちらを見たハル。
泣く訳でもなく、笑う訳でもなく……ただ無表情に見ているだけだった。
そんなハルの両隣に………ハルを挟むように、俺とフユ兄は座った。
隣に座って気付いた………ハルがカタカタ震えていることに……
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