第1章

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「A組は………ハル、ここ」 クラスごとに受付が用意され、私は自分のクラスであるA組の列に並んだ。 当然のように、隣には あーちゃん。 私の番が来た。 「あれっ、アキ先輩」 受付をしていた男の人が驚いた顔であーちゃんを見る。 「おぅ、蒼汰。受付か?」 「はい……じゃんけんで負けちゃって(苦笑)」 いかにも、めんどくさいと言わんばかりに その人は肩を竦めた。 「ははっ、まぁ頑張れ(笑)………ハル、受付」 後輩と思われる“受付さん”と会話をしながら、私に受付しろと勧める。 「白石遥果です」 自分の名前を名乗る。
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