413人が本棚に入れています
本棚に追加
俺の携帯が鳴る。
「もしもし」
ナツ兄から連絡が入り、学校に到着した…と言う。
「わりぃ……ハルの荷物」
ハルの荷物を持ってきて貰おうとしたが、ソウタの手にはハルの荷物が………コウの手には俺の荷物が持たれていた。
ハルを抱いたまま、立ち上がる。
立ち上がった振動でハルが目を開けた。
「……あーちゃん………大丈夫……歩ける……」
「チビのハルは軽いから………それに、兄貴の特権!!……ほら、見てみろよ………コウとソウタの羨ましそうな顔」
笑いながら、ハルに言った。
「ハル……4番目の兄ちゃんの俺がお姫様抱っこしてやろうか!?」
「コウ先輩は、ぜったいダメっす……アキ先輩は…………仕方ないから我慢します…………」
普段の会話をしてくれる2人………2人とも気を使ってくれてるのだろう。
最初のコメントを投稿しよう!