第1章

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「しらいし はるか………」 名前を呟きながら、受付名簿にチェックをする受付さん。 「はい……こちらが名簿………と、入学式の案内……と、校舎の地図です」 数枚の用紙を私に手渡し 「教室は……」 「俺が連れてく」 教室までの行き方を説明しようとしていた受付さんの言葉を遮ってあーちゃんは言葉を挟んだ。 「じゃあ、お願いします…アキ先輩……………あっ、ご入学おめでとうございます」 言わなければいけないことになっているだろう台詞を慌てて口にした。
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