第8章

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「あーちゃん、お弁当」 「さんきゅ………ってか、ハル………その荷物なに??」 普段持っているかばんの他に違うバッグを持っている私にあーちゃんは不思議顔。 「えーっと………お弁当」 「はぁ!?どんだけ食うんだよ」 ………ですよね。そういう反応になっちゃいますよね……… 「コウ先輩とソウタ先輩の分……アハハ……」 一瞬、あーちゃんの動きが止まる。 「……んー……アイツらに食わせんのか……」 昨日のお詫びに…と思ったんだよね。 それに、この前コウ先輩にも“食わせてね”って言われたし……… 歩き出した私は気付かなかった……あーちゃんもまた、なっちゃんのように複雑な顔をしていることに………
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