第9章

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「大丈夫だよ」 「やったぁ」 ハルが弾んだように喜んだ。 よほど嬉しかったのか、その後もにこにこと笑みが絶えない。 「あー、よくハルと一緒にいる子??肩くらいの髪の!?」 ハルの隣のアキも加わる。 「そうそう、いっつも一緒にいる(笑)」 「………たしか、トモの後輩って言ってた」 「へぇ………今度、聞いてみよー」 朝の弁当=彼氏………のことを思い出した俺は、ついついジッとハルの顔を凝視してしまっていたようだ。 「なっちゃん、どうかした??……なんかついてる??」 自分の口の周りに何かついている…と思ったハルは、ティッシュで口を拭き始めた。
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