第9章

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「今回のはさぁ……たぶん昨日のお礼だとは思うんだけど……いずれ、ハルにも彼氏とか出来るんだろうな…って思ったらさ………なんかさ………」 アキも俺とおんなじことを考えていたようだ。 「そりゃあさ、ハルにそんな人が出来て……ハルが幸せだったら、それでいいんだけどさ………でも………やっぱ複雑でさ……」 アキの言葉に、うんうん頷く俺。 「なっちゃん、こっち終わったよ~」 ハルがぱたぱたとやってきた。 俺とアキが畳んでいるはずの洗濯物は、まだ全然進んでいなかった。 「どうしたの!?2人とも」 ハルは疑問を口にしながら洗濯物に手を伸ばし、手慣れた手つきで畳み始めた。 そして、無造作に手を伸ばした俺に…… 「なっちゃん!!それは、やらなくていい!!」 ガシッと奪い取っていった。 俺が手にしていたのは………ハルの下着だった。
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