第2章

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おっ、ハル発見!! 緊張しているのかと思いきや、俺の存在に気付くと ハルはにこっと微笑んだ。 うん、うちのハルが一番可愛い……なんて親バカ……いや、兄バカか!?……なことを思いながら、ハルを目で追った。 「1組……………」 1人1人が名前を呼ばれ始めた。 「はい………お母さん、毎日のお洗濯ありがとう」 そう言い、その子は校長先生の前に歩みよった。 「卒業証書……第○号、………………」 1人目の卒業生に、卒業証書が渡される。 ハル、なんて言うのかな? そんな期待を胸に、座っているハルの姿に目を向ける。
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