第3章

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あーちゃんに連れられて、私は自分のクラスに到着する。 「あーちゃん、ここで大丈夫」 なぜか普通に自分も教室に入ろうとしていたあーちゃんを引き留める。 「あーちゃん、3年生でしょ!?1年の教室にいたら変だし」 「……ん……そっか。じゃあ、今日は部活ないから…また帰り……な!?」 教室に入ることを諦めたあーちゃんは、しっかりと帰りの約束をさせ 私のクラスを後にした。 教室に入り、自分の名前が書かれている机に向かう。 さっき受付でもらった名簿順だ。 私の机は、窓側から3列目の真ん中ほどだった。 窓側がよかったな……ここって、教室のほぼ真ん中…… 不服に思いながらもカバンを机の横にかけ、受付で貰った校舎地図に目を通した。
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