第3章

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「初めまして」 そんな声に顔をあげる。 前の席の女の子が椅子に横向きに座り、私を見ていた。 「初めまして」 そう言うとニコニコと微笑み、また話し出す。 「私、清水 心(しみず こころ)……“ココ”って呼んでくれればいいから」 「白石 遥果です……ハルです」 ペコリと頭を下げ、再び顔をあげると目が合った。 「「ふふっ♪」」 2人で笑いあう。 高校での友達第1号だ。
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