第3章

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帰ったら、なっちゃんに教えなきゃ。 友達出来たよーって。 なっちゃんの柔らかな微笑みが目に浮かぶ。 きっと、自分のことのように喜んでくれるだろう。 「ねぇ、ハルはどこ中??」 「東中だよ。ココは??」 「私は、北森中……うちの中学校からは、3人しかいないから……しかも、私以外男子だし。心細かったんだ。後ろの席がハルでよかった~」 「私の方こそ、ココが前で…話しかけてくれてよかった。自分からは、なかなか話しかけれないし……」 また、2人で一緒に笑みがこぼれる。
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