第3章

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駅までの道のり。 なっちゃんが私に問う。 「ハル、部活は入らないの??」 「ん~、、、、どうしようかな」 ほんとは、入らないつもりだった。 いつもいつも家のことをしてくれているなっちゃんの負担をほんの少しでも軽くしたかった。 だって、なっちゃん………大学生なのに、全然遊べていないんだもん。 「あ~、家のことやるから……とかは、なし!!なっ!?」 「えっ!?」 なっちゃんには、私の考えなんてお見通しなの?? 「今まで通り、手伝ってくれれば充分。俺は、部活やった方がいいと思うよ!?高校生活でしか出来ないことだし……なんか、やりたいことないの??……中学の時みたいに、野球のマネージャーとかさ」
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