第3章

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「わっ、、、びっくりした」 「チビだけど、気付いてやって(笑)」 どうやら、私のことは見えていなかったようだ。 あーちゃんと受付さんは、私の頭上で会話をかわす。 「……ごめんね………おはようございます」 それでも返事を返してくれる辺りは、優しい人のようだ。 「昨日より混んでんな」 あーちゃんの言う通り、昨日より隣のあーちゃんに体が触れる。 あれっ………でも、右隣にいる受付さんには体が触れていない。 ちらりと目を向けると、わずかな空間が出来ている。 電車の揺れと共に、受付さんの腕が当たった。 そして、直ぐ様 空間が生まれる。 「…ごめん」 あれっ!?もしかして……かなり上の方にある受付さんの顔を見ると目が合った。 私に触れないようにしてる?? 「あっ、アキ先輩……わざとじゃないっすよ」
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