第3章

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改札を抜け、あーちゃんと受付さんと3人で歩いた。 「うぃーっす、アキ」 「……シッシッ……」 あーちゃん、今日は朝の挨拶もなしですか? 「おはよーっす、コウ先輩」 「おはようございます」 「ハルちゃん、今日も可愛いね」 はい????? 「うっせー、話しかけんな、見るな、俺の大事なハルの隣に並ぶな!!……蒼汰、そっち……」 左から、受付さん、あーちゃん、私…と並んで歩いていたのだが…… 私の隣を歩こうとしていたコウさんは、あーちゃんに引っ張られ……受付さんが、私の右隣に移動させられた。 「なんだよ……蒼汰はよくて、俺はダメ??」 「……タラシなコウは、絶対ダメ」 なんとなく……なんとなくだけど、あーちゃんがコウさんを近付けない理由が分かった。 「タラシじゃねーよ。女の子が俺を放してくれないだけ(笑)女の子なら、すべて受け入れOK♪♪」 そういうの………女タラシって言うんだと思います。
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