第3章

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「おかしいな、と思ったんですよ……兄妹なのに、2度と会うな……って。絶対、無理だし」 ぶつぶつと先程の違和感を呟く。 「俺も彼女だと思ってたし。だって、名前呼びしてるし」 「うち、あーちゃんの上に2人兄がいるんですよ……だから、1番上が一応“お兄ちゃん”なんです。でも、普段は“なっちゃん”って呼んでますけど…………で、区別するため、“あきら”の“あ”プラス“お兄ちゃん”の“ちゃん”で【あーちゃん】」 一生懸命、説明したのだが………やはり、受付さんは笑っていた。 「…ヒッ…ヒッヒッ……で、俺は“受付さん”……(笑)」 あっ、、、、本人を前に、ずっと“受付さん”と呼んでいた。
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