第4章

2/21
前へ
/1062ページ
次へ
昼休み、ハルの教室に向かおうとしていた俺の目に写ったのは……蒼汰にジュースを渡しているハルだった。 「ハル!?」 「あっ、あーちゃん」 「アキ先輩」 2人同時に俺を向く。 「なんで2人???」 素朴な疑問をぶつける。 コウは、しっかりと牽制しておいたが……コウの牽制に夢中で、蒼汰は放置していたのがまずかったか?? 頭の中で考える。 「迷子になっちゃって……案内してもらったの」 ハルが照れ臭そうに言った。 あれっ!?でも、なんで迷子?? 「……1人で何処行ってた??」 そう言った途端、ハルと蒼汰は目を合わす。 ……何、目で会話をしてんだよ……おまえら…… 「ちっ、違うんすよ」 そう言いながらも、ハルを見る蒼汰。 そして、そんな蒼汰に首を振るハル。 ……この2人に……何があった??
/1062ページ

最初のコメントを投稿しよう!

412人が本棚に入れています
本棚に追加