第4章

6/21
前へ
/1062ページ
次へ
「フユ兄……あっ、2番目な……フユ兄には、俺が中学の反抗期の時、ハルを無視したら ブッ飛ばされたし(笑)」 そんな話をしながら、中学の頃を思い出していた。 中学2年の頃……母さんが亡くなってからの俺は、反抗期に突入していた。 とにかく、家族に話しかけられるのさえ 鬱陶しかった。 「アキ、学校からの手紙は??」 ナツ兄に聞かれても 「…………………」 「アキ、風呂空いたぞ」 フユ兄に言われても 「………………」 ただ、返事をするのすら面倒だった。 すべて、無視。
/1062ページ

最初のコメントを投稿しよう!

412人が本棚に入れています
本棚に追加